中学理科(生物・地学)の問題演習
太陽と星の1年の動き
※清風南海高校の入試問題を参考に作られています。
日本のある地点で、冬至の日の太陽の南中高度を測定したところ、31.6°であった。あとの問いに答えよ。なお、地球の地軸は地球交点面の垂直方向から23.4°傾いているものとする。また、答えが割り切れない場合は、四捨五入をして小数第1位まで求めよ。
(1)観測地点の緯度を答えよ(小数第1位まで半角で入力すること)。
(2)観測地点から北へ3000km移動した地点における夏至の日の太陽の南中高度を答えよ。ただし、地球を完全な球体と考え、その円周を40000kmとして計算せよ。(小数第1位まで半角で入力すること)
(3)観測地点での観測当日の北極星の高度を答えよ(小数第1位まで半角で入力すること)。
(4)観測地点では、観測当日の20時にある星座が南中する。オーストリアのウィーンで同じ星座が20時(日本時間)に南中するのは何か月後か。なお、ウィーンと日本では時差が8時間ある。(半角で入力すること)
気圧と風
次のア~オの中で、誤っているものを2つ選び、記号で答えなさい。(全角で入力し、左から五十音順に入力すること)
ア 高気圧の中心付近では、上昇気流が発生している。
イ 高気圧のところでは、雲が発生しにくく、天気がよい。
ウ 風は気圧の高いところから低いところへと吹く。
エ 北半球では、高気圧のところでは、風は等圧線に垂直な方向から右にそれて風が吹き出す。
オ 風は等圧線の間隔が広ければ広いほど強く吹く。
初期微動継続時間
※名城大学附属高校の入試問題を参考に作られています。
図は、ある地震で発生した2つの波が、時間の経過とともに伝わっていくようすを示したものである。A地点における初期微動継続時間を求めなさい。
簡単な遺伝の問題
代々丸い種子をつくるエンドウと、代々しわのある種子をつくるエンドウをかけあわせると、子どもはすべて丸い種子(①)になった。次に、子どもの種子を自家受粉させて、孫の種子を作ったところ、孫の種子として809個の種子ができた。このとき、次の各問いに答えなさい。ただし、丸い種子をつくる遺伝子を$A$、しわのある種子をつくる遺伝子を$a$とすること。
(1)種子の形について、丸いものとしわのあるものとでは、丸いもののほうが、子どもの形質としてあらわれやすいことがわかる。このように、親が持っている形質のうち、子どもにあらわれやすい形質のことを何というか、答えなさい。
(2)子どもの種子(①の種子)の遺伝子を記号を使って表しなさい(半角で入力すること)。
(3)孫の種子の中で、丸い種子はおよそ何%ほどあると考えられるか、最も近い値を次のうちから記号で選びなさい。
ア 25% イ 50% ウ 75% エ 100%
(4)孫の種子の中で、子どもの種子(①の種子)と遺伝子の組み合わせが同じと考えられる種子はおよそ何個ほどあると考えられるか、最も近い値を次のうちから記号で選びなさい。
ア 200個 イ 400個 ウ 600個 エ 800個
(5)孫の種子から2つの種子を選んでかけあわせると、丸い種子としわのある種子が1:1の割合でできた。このとき、選んだ2つの種子の遺伝子の組み合わせは何と何であったと考えられるか答えなさい。
消化液と栄養
次の表は、だ液、胃液、すい液、腸液が、デンプン、たんぱく質、脂肪という3つの栄養素にどう働くかを示した表である。○がついているところは、その消化液が栄養素に働いて消化させていくという印である。空白のところは、その消化液が働かないことを示している。表を見て、あとの問いに答えなさい。
だ液 | 胃液 | すい液 | 腸液 | |
A | ○ | |||
B | ○ | ○ | ○ | |
C | ○ | ○ | ○ |
1.表のA~Cは、デンプン、たんぱく質、脂肪のどの栄養素を示しているか、それぞれ答えなさい。
2.表のA~Cは、この4つの消化液によって消化され、最終的に何という物質になるか、それぞれ答えなさい。
3.表のB,Cの物質について次の各問いに答えなさい。
(1)Bの物質は、だ液の何という消化酵素によって消化されるか答えなさい。
(2)Cの物質は、胃液の何という消化酵素によって消化されるか答えなさい。
4.表のA~Cの物質で、小腸の柔毛で吸収されるときに、毛細血管に吸収されていくものをすべて選び、記号で答えなさい。
5.胆のうに蓄えられた胆汁はどこの器官でつくられるか答えなさい。また、その胆汁は、表のA~Cのどの栄養素の消化を助けるかも記号で答えなさい。