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高校生物の問題演習

DNAの構造

※2009(平成21)年のセンター試験の問題を参考に作られています。

遺伝に関する次の文章を読み、下の問いに答えよ。(解答はすべて半角数字で入力すること)

遺伝子の本体であるDNAは通常、二重らせん構造をとっている。しかし、例外的ではあるが、1本鎖の構造をもつDNAも存在する。以下の表1は、いろいろな生物材料のDNAを解析し、構成要素(構成単位)であるA,G,C,Tの数の割合(%)と核1個当たりの平均のDNA量を比較したものである。

高校 生物 問題演習 DNAについての表

問1 解析した10種類の生物材料(ア~コ)の中に、1本鎖の構造のDNAをもつものが一つ含まれている。最も適当なものを、次の①~[0]のうちから一つ選べ。

① ア    ② イ    ③ ウ    ④ エ
⑤ オ    ⑥ カ    ⑦ キ    ⑧ ク
⑨ ケ    [0] コ

問2 新しいDNAサンプルを解析したところ、TがGの2倍量含まれていた。このDNAの推定されるAの割合として最も適当な値を、次の①~⑥のうちから一つ選べ。ただし、このDNAは、二重らせん構造をとっている。(  )%

① 16.7    ② 20.1    ③ 25.0
④ 33.4    ⑤ 38.6    ⑥ 40.2

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生存曲線

※弘前大学の入試問題を参考に作られています。

問に答えよ。

高校 生物 問題演習 生存曲線の図

問(1) コイなどの硬骨魚類には、たくさんの卵を産む種が多い。このような生物の生存曲線に一番近いものを、右図の(A)~(C)から選べ。
(半角アルファベットの大文字で入力すること)

問(2)
① 生存曲線(A)~(C)のタイプを示す個体群のうち、個体群密度が最も安定しやすいと考えられるものを選べ。(半角アルファベットの大文字で入力すること)

② 生存曲線(A)~(C)のタイプを示す個体群のうち、個体群密度が最も変動しやすいと考えられるものを選び、そのタイプを選んだ理由を50字以内で説明せよ。

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原核生物と真核生物

※日本大学の入試問題を参考に作られています。

原核生物と真核生物に関する問い(問1~3)に答えなさい。

問1 現生の細胞生物には、原核生物と真核生物が知られている。原核生物に分類される生物を二つ選びなさい。
(半角数字で番号順に入力すること)

① ケイソウ   ② 酵母菌   ③ シャジクモ
④ 乳酸菌   ⑤ ネンジュモ   ⑥ ホコリカビ
⑦ ボルボックス   ⑧ ミドリムシ

問2 原核生物と真核生物の細胞の一般的構造を比較した場合、真核生物の細胞にはあるが原核生物の細胞にない構造の組合せはどれか。(半角数字で入力すること)

a 核膜   b ミトコンドリア
c リボソーム   d 葉緑体

① a,c   ② a,d   ③ b,c
④ b,d   ⑤ c,d
⑥ a,b,c   ⑦ a,b,d   ⑧ a,c,d
⑨ b,c,d   [0] a,b,c,d

問3 真核生物への進化において、ある原核生物が細胞内に共生し、真核生物の細胞の特定の細胞小器官になったとする細胞内共生説がある。この説で共生したとされる細胞小器官が共通にもつ性質のうち、この説の根拠になりうるものはどれか。二つ選びなさい。(半角数字で番号順に入力すること)

① 有糸分裂を行う。   ② タンパク質を合成する。
③ ATPを生産する。   ④ 二重膜で包まれている。
⑤ 固有のDNAをもつ。   ⑥ 共通のコドンを使う。
⑦ タンパク質を構成するアミノ酸の種類は同じである。

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植物ホルモン

※東京慈恵会医科大学の入試問題を参考に作られています。

植物ホルモンに関する各問いに答えよ。

植物の発芽・成長・開花・結実・休眠・落葉などの各段階は、様々な環境要因によって調節されており、植物ホルモンはその調節過程で重要な役割を果たしている。図1は植物の一年と植物ホルモン(a~e)およびフロリゲンの関係を表し、+はホルモンによる促進、-は抑制を示す。

高校 生物 問題演習 植物ホルモンと植物の一年の模式図

Ⅰ.レタスやシロイヌナズナなどの種子は、発芽に光を必要とする( 1 )種子である。レタスの種子は赤色光があたると発芽が進み、遠赤色光があたると発芽が抑制される。また、レタスの種子は赤色光があたると植物ホルモンbを合成し、発芽に必要な酵素( 2 )を誘導し、糖を分解する。

Ⅱ.茎と葉の成長には植物ホルモンa,b,dが促進的に働いている。このときbは茎が細長く伸長する時に必要で、dは葉が拡大成長するときに働くと考えられている。一方eは抑制的に働く。植物は風に吹かれたり、機械的な接触がたびたび起こるとeをつくり、伸長成長を抑制し茎を太らせる。

Ⅲ.葉や果実が老化すると、落葉・落果が起こる。このとき葉柄や果柄の付け根に特別な細胞層がつくられる。この細胞層では、やがて細胞間の結合が弱まり器官が離脱する。

問1.( 1 ),( 2 )の中に適当な語を記入せよ。(すべて全角で入力すること)

1 2

問2.植物ホルモンc,dの名称を記せ。(すべて全角で入力すること)

c d

問3.下線部の特別な細胞層の名称を記せ。

問4.植物ホルモンcの落葉における働きについて、正しいものを一つ記号で答えよ。(全角カタカナで入力すること)

ア.植物ホルモンaの合成を誘導する。
イ.植物ホルモンaの合成を抑制する。
ウ.植物ホルモンeの合成を誘導する。
エ.植物ホルモンeの合成を抑制する。

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集団遺伝学

人間の目の色について、黒色は青色に対して優性であり、この形質を決める遺伝子はABO血液型を決める遺伝子の染色体と別の染色体上にある。
ここに、ある島国の小国があり、この島国ではハーディー・ワインベルグの法則が成り立っており、さらに血液型でOの遺伝子を持っている人間が一人もいないとする。この島国の人口は101046人で、黒色の目をした人は97005人いる。また、B型で青色の目をした人は647人である。このとき、次の各問いに答えなさい。
(すべて半角で入力すること)

(1)この島国での、目の黒色と青色の遺伝子の頻度をそれぞれ求めなさい。

黒色% 青色

(2)この島国での、A型、AB型、B型のヒトの頻度をそれぞれ求めなさい。

A型
AB型
B型

(3)この島国にA型で青色の目をした人はおよそ何%いると考えられるか、四捨五入して小数第1位まで答えなさい。

(4)この島国にAB型で黒色の目をした人はおよそ何%いると考えられるか、四捨五入して小数第1位まで答えなさい。

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