中学理科(生物・地学)の問題演習
食物連鎖
※兵庫県の甲陽学院高校の入試問題です。(アルファベットは半角大文字、カタカナは全角カタカナのみで入力すること)
右図は、食物連鎖の各段階と、その量的な関係を示したものである。最も下の段階(1段目)は生産者、2段目は生産者を食べる草食動物、3段目は肉食動物を示している。
次の問いに答えなさい。
(1)図で、明らかに間違ったところに入っている生物が2つある。それらを記号で示し、それぞれについて間違っている理由を答えよ。
(2)図のA~Lの生物のうち、次の①,②に該当する生物をすべて選び記号で答えよ。なお、該当する生物がない場合は×を記入せよ。(記号を区切る場合は半角のコンマ(,)で区切ること。×を記入する場合のみ全角で入力すること。)
① 卵生の恒温動物
② 種子ができるが、花が咲かない植物
(3)次の文章の に、ア.生産者、イ.草食動物、ウ.肉食動物 のいずれかを入れて文章を完成させよ。
図で、たとえば ① が何らかの原因で増加した場合、 ② は増加し、 ③ は減少する。その結果、 ④ は減少する。すると、 ⑤ は減少し、生産者は増加する。このようなことがくり返されて、各段階の生物の量は一定の範囲内に保たれる。
(4)森林の破壊が進むと、他の動物に食べられることのないワシのような動物のほうが、他の動物に食べられる動物よりも、全滅しやすいといわれている。その理由を答えよ。
動物の分類
※灘高校の入試問題です。
次にあげる動物a~jについて、以下の問いに答えなさい。
a チャボ b ヒメダカ
c インパラ d カエル
e フナ f イモリ
g ヤモリ h トビ
i ハムスター j マムシ
(1)上にあげた動物は、まとめて何動物としてなかまわけされるか。(全角文字で入力すること)
(2)上にあげた動物は、大きく5つのグループに分けられるが、以下はそのうち4つのグループの説明文である。①~④の各グループに入る動物を、上からすべて選んで記号で答えよ。(記号は半角アルファベットで入力し、記号と記号の間は全角の・で区切ること)
① 体は固いうろこや
② 体は普通、うろこでおおわれ、水中に
③ 体は大部分が羽毛でおおわれ、陸上に巣をつくり、子どもを育てる。
④ 体の皮膚はしめっていて、乾燥に弱い。
(3)下の魚類~ホニュウ類を、次の①~③の基準で分けると、それぞれ線ア~オのどれが境界となるか。記号で答えよ。(全角カタカナで入力すること)
① 卵生と胎生
② 変温動物と恒温動物
③ えら呼吸と肺呼吸
顕微鏡の使い方
※過去の国立高等専門学校の入試問題で出題された問題です。(記号を答えるときは全角カタカナで入力すること)
「5」の小さい文字が印刷されている紙切れを、観察者から見て「5」のように置いて低倍率のレンズを使って顕微鏡で観察したら、
のように見えた。この顕微鏡やこの顕微鏡を使った細胞の観察について、次の問いに答えなさい。
(1)次の1~6の文は観察する手順を示したものである。文中の空欄①,②には、操作する部分が入るが、その部分は右の図中のア~クのどの部分か。それぞれの記号を書け。ただし、同じ番号の空欄には、同じ記号が入るものとする。
1.顕微鏡は、直射日光の当たらない明るい所に置く。
2.接眼レンズをのぞきながら、( ① )を動かして、視野全体が同じ明るさになるように調節する。
3.プレパラートをステージの上にのせ、横から見ながら、( ② )を回して、対物レンズとプレパラートをできるだけ近づける。
4.接眼レンズをのぞきながら、( ② )を回してステージと対物レンズを離す方向に動かして、はっきり見えた所でとめる。
5.しぼり板を回し、光の量を調節する。
6.倍率を上げるには、レボルバーを回し、対物レンズを高倍率のものに変える。
(2)顕微鏡で観察したら、見たいもの「*」が右図のように視野の右すみにあったので、中央に移動したい。プレパラートをどのように操作すればよいか。「プレパラートを」に続く文10字以内で完成せよ。
(3)ある透明なものさしの1mmの目盛りの線を40倍で観察したら、下図の一番左のように見えた。そのものさしを動かさず、400倍で観察したらどのように見えるか。次のア~エの中から最も適当なものを1つ選び、その記号を書け。
星の1日の動き
※長崎県の青雲高校の入試問題です。(条件がない限りは、全角カタカナのみで入力すること)
次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
9月中旬のある日の午後9時に、長崎(北緯33度、東経130度)で星を観測した。観測者の頭上に、はくちょう座で最も明るいデネブ、こと座で最も明るい( A )、はくちょう座から南側に離れているわし座で最も明るいアルタイルが夏の大三角を形成し、アルタイルは南中していた。わし座は天の赤道(地球の赤道面と天球とが交わった円周線)近くにある星座である。
(1)( A )にあてはまる星の名前を書け。
(2)この日のアルタイルについて、①,②にそれぞれア~カの記号で答えよ。
① 地平線から出てきた時刻は、およそ何時ごろと考えられるか。
ア 午前3時 イ 午前6時 ウ 午前9時
エ 正午 オ 午後3時 カ 午後6時
② 地球から見て、アルタイルと太陽とは何度離れているか。
ア 45° イ 90° ウ 110°
エ 135° オ 165° カ 180°
(3)この日、同じ場所でデネブが最も高い位置にきたときは、真北で高度78°の位置であった。次の①,②に答えよ。
① この日、デネブが没するのはどこか。次のア~ウから選んで、記号で答えよ。
ア 真西
イ 真西より北側
ウ 真西より南側
② この日(9月)、経度が同じ赤道上でデネブを観測したら、高度は何度になるか。(この問題の答えは半角数字のみで入力すること)
湿度について
※愛媛県の愛光高校の入試問題です。(すべて半角で入力すること)
次の飽和水蒸気量の表を参考に、気温と湿度に関するあとの問いに答えなさい。ただし、部屋の空気の温度および湿度は均一であり、部屋からの空気や熱の出入りはないものとする。
エアコンは、暖房のときは部屋の空気に対し水蒸気を供給も除去もしない。冬のある日、①部屋の温度は10℃,湿度は50%であった。エアコンで部屋をあたため、②温度を20℃にした。
(1)文中の下線部①について、部屋の空気1m3中には何gの水蒸気がふくまれていたか。小数第2位を四捨五入して小数第1位まで答えなさい。
(2)文中の下線部②について、部屋の湿度は何%になったか。小数第1位を四捨五入して整数で答えなさい。
(3)部屋の湿度を高めるために加湿器が用いられることが多い。上の文の下線部①で示した部屋でエアコンとともに加湿器も用いたところ、部屋の温度は20℃、湿度は65%となった。このとき、加湿器から部屋の空気に供給された水蒸気は、空気1m3あたり何gになるか。小数第2位を四捨五入して小数第1位まで答えなさい。