この問題でおさえておきたいこと
せきつい動物の分類は呼吸・体温の変化・子の産み方・体の表面が重要な基準!
主な動物の例もあわせてチェック!
解答
(1)
せきつい動物
(2)
① g,j ② b,e
③ a,h ④ d,f
(3)
① オ ② エ ③ イ
重要事項のまとめ
・せきつい動物
背骨がある動物をせきつい動物という。
魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ホニュウ類に大別できる。
・せきつい動物のそれぞれの分類の特徴
1.魚類
- 呼吸…
えら呼吸 - 体温の変化…
変温動物(まわりの温度が変化すると体温が変化する) - 子の産み方…
からがない卵を水中に産む
=卵生の動物 - 体の表面…
うろこ - 代表的な例…
フナ、サメ、メダカなど
2.両生類
- 呼吸…
子はえら呼吸と皮膚呼吸、親は肺呼吸と皮膚呼吸 - 体温の変化…
変温動物(まわりの温度が変化すると体温が変化する) - 子の産み方…
からがない卵を水中に産む
=卵生の動物 - 体の表面…
しめっている - 代表的な例…
カエル、イモリ、サンショウウオなど
3.ハチュウ類
- 呼吸…
肺呼吸 - 体温の変化…
変温動物(まわりの温度が変化すると体温が変化する) - 子の産み方…
からがある卵を陸上に産む
=卵生の動物 - 体の表面…
うろこやこうら - 代表的な例…
トカゲ、ヤモリ、カメ、ヘビなど
4.鳥類
- 呼吸…
肺呼吸 - 体温の変化…
恒温動物(まわりの温度が変化しても体温はほぼ一定) - 子の産み方…
からがある卵を陸上に産む
=卵生の動物 - 体の表面…
羽毛 - 代表的な例…
ハト、ペンギンなど
5.ホニュウ類
- 呼吸…
肺呼吸 - 体温の変化…
恒温動物(まわりの温度が変化しても体温はほぼ一定) - 子の産み方…
母親の子宮内で育てて子として産む
=胎生の動物 - 体の表面…
毛 - 代表的な例…
ネコ、アザラシ、イルカ、クジラなど
解説
(1)a~jにあげられた動物は、すべて魚類、両生類、ハチュウ類、鳥類、ホニュウ類のどれかに分類できますので、まとめるとせきつい動物という扱いになります。ちなみに、チャボはニワトリの一種、インパラはウシの仲間の動物です。
(2)①はハチュウ類、②は魚類、③は鳥類、④は両生類の特徴です。
(3)① 「重要事項のまとめ」にあるとおり、胎生の動物はホニュウ類だけです。
② 「重要事項のまとめ」にあるとおり、恒温動物という特徴はホニュウ類と鳥類だけにみられるものです。
③ 「重要事項のまとめ」にあるとおり、肺呼吸はホニュウ類、鳥類、ハチュウ類だけでなく、親(成長した後)となった両生類も行います。