高校世界史の問題演習
アメリカ独立戦争
※名古屋学院大学の入試問題を参考に作られています。
次の年表は、アメリカ合衆国の独立に関する歴史についてまとめたものである。次の問題に答えなさい。
(すべて記号は半角で入力すること)
1775年 |
( 1 )で、本国との武力衝突が起こる。 |
(1)( 1 )に入る適切な語句を次の中から一つ選びなさい。
a フィラデルフィア b レキシントン
c ヨークタウン d サラトガ
(2)( 2 )に入る適切な語句を次の中から一つ選びなさい。
a トマス=ペイン b パトリック=ヘンリー
c トマス=ジェファソン d フランクリン
(3)下線部について、誰の思想的影響を受けているか次の中から一つ選びなさい。
① グロティウス ② ホッブズ
③ ロック ④ アダム=スミス
(4)( 3 )に入る適切な語句を次の中から一つ選びなさい。
a ロシア b プロイセン
c ポルトガル d フランス
(5)( 4 )に入る適切な語句を次の中から一つ選びなさい。
a ユトレヒト b フベルトゥスブルク
c アミアン d パリ
ギリシア文化
次の文の( あ )~( く )に入る事柄を、〈選択肢〉にてそれぞれの記号に付せられたA~Cのうちから一つずつ選び、記号で答えなさい(半角で入力すること)。
古代ギリシアのオリンポス12神信仰は、文学や芸術に大きな影響を与えていった。
最古の文学は( あ )が著した『イリアス』『オデュッセイア』という叙事詩であり、トロイア戦争を題材にしている。また、ヘシオドスは『( い )』という詩を発表した。演劇では、たとえば『アガメムノン』を生み出した悲劇作家の( う )や、喜劇作家の( え )などが活躍した。
彫刻では、( お )が「アテナ女神像」という作品を作り出したし、( か )式建築のパルテノン神殿も作られ、美しい芸術作品も作られている。
また、歴史面では、ペロポネソス戦争史を教訓的に書いた( き )などが活躍したし、( く )による医学の発達もあったことも大きな特徴であるといえよう。
〈選択肢〉
あ A ホメロス B アナクレオン C サッフォー
い A オイディプス B 女の平和 C 労働と日々
う A アイスキュロス B ソフォクレス C エウリピデス
え A ピンダロス B アリストファネス C ヘラクレイトス
お A プラクシテレス B フェイディアス C デモクリトス
か A ドーリア B イオニア C コリント
き A ヘロドトス B トゥキディデス C ポリビオス
く A ピタゴラス B プロタゴラス C ヒッポクラテス
中国古代史の地名
次の文の( あ )~( く )に入る地名を、〈語群〉のA~Kから記号で選んでうめなさい(半角で入力すること)。
古代中国文明の始まりの場所は黄河中・下流域であった。とくに、彩文土器(彩陶)を使用した文化で知られる( あ )や、黒陶を使用した文化で知られる( い )は、代表的な場所である。その後の中国では、たくさんの都市国家が形成されていき、それらの連合国家が形成されていった。その連合国家が( う )を都とした殷であった。
その後成立した王朝である周は、( え )に都をおき、封建制度による統治を行ったが、異民族侵入により、都を( お )に移すこととなった。戦国時代になると、斉の( か )などの都市が栄えていくようになった。
やがて、秦が中国を統一するようになると、( き )に都がおかれたのだが、始皇帝の死後、国内は農民反乱で混乱し、結局、劉邦が( く )を都とした漢(前漢)を成立させていくことになった。
〈語群〉
A 長安 B 仰韶 C 洛陽 D 臨湽
E 商 F 咸陽 G 洛邑 H 竜山
I 大興城 J 鎬京 K 敦煌
第一次世界大戦後の国際協調
次の文を読んで、①~⑨について、正しいものを選び、記号で答えなさい。
第一次世界大戦の戦後処理について話し合われた①(あ.パリ い.ロンドン う.ベルリン え.マドリード)講和会議の後、敗戦国ドイツに対する講和条約、ヴェルサイユ条約が結ばれた。この条約により、ドイツは全植民地を失い、天文学的な賠償金を課せられた。さらに、②(あ.ポーランド回廊 い.ルール工業地方 う.ラインラント え.ズデーテン)を非武装化することも求められた。
また、トルコも第一次世界大戦の敗戦国だったため、③(あ.サン=ジェルマン い.トリアノン う.ヌイイ え.セーヴル)条約が結ばれ、イラクやヨルダン、④(あ.シリア い.パレスチナ う.イエメン え.レバノン)をイギリスの自治領とすることなどが決められた。
その後のヨーロッパでは、国際協調の機運が高まりを見せた。たとえば、1925年の⑤(あ.バルフォア い.ブレスト=リトフスク う.ローザンヌ え.ロカルノ)条約により、ドイツと英仏など6か国間の相互不侵略が約束されると、ドイツは国際連盟に加盟でき、国際社会に復帰することができた。
また、軍縮についても国際間で取り決めがなされた。1921年には⑥(あ.ワシントン い.ロンドン う.ミュンヘン え.パリ)会議でさまざまな条約が結ばれ、海軍軍備制限条約や、日英同盟破棄を決めた⑦(あ.三カ国 い.四カ国 う.九カ国 え.ローラット)条約が結ばれた。ほかにも、⑧(あ.ワシントン い.ロンドン う.ミュンヘン え.パリ)会議では、補助艦の保有比率を、米英が10とすると、日本は⑨(あ.5 い.6 う.7 え.8)とすることが決められた。
イスラム世界の形成
次のA~Gの各文について、下線部が正しければ○で答え、誤っていれば正しく訂正しなさい。また、各問いにも答えなさい。
A ムハンマドは、唯一神アッラーの啓示を受けた預言者だと自覚し、イスラム教を創始した。
B 622年、大商人から迫害を受けたムハンマドは、少数の信者を引き連れ、メッカに移住した。
C 正統カリフ時代にイスラム教徒は、他国への征服を、異教徒に対する聖戦ということでジハードと呼んだ。
D 正統カリフ時代最後のカリフである、第4代カリフのアブー=バクルは暗殺された。
E 第4代カリフが暗殺されると、バグダードを都としたウマイヤ朝が成立した。
F ウマイヤ朝は711年にイベリア半島の西ゴート王国をほろぼしたが、フランク王国をほろぼすことには失敗した。
G 750年にアブー=アル=アッバースは、ウマイヤ朝を倒し、アッバース朝を建てた。
(1)Aについて、ムハンマドにくだされた啓示の集成で、現在のイスラム教の経典の名前は何か答えなさい。
(2)Bについてこの移住した出来事のことをカタカナ4文字で何というか答えなさい。
(3)Dについて、この第4代カリフの子孫だけを指導者であると考えるイスラム教徒を何派とよぶか答えなさい。
(4)Fについて、イスラム教徒がフランク軍に敗れた戦いの名前を答えなさい。また、そのときのフランク軍を指揮した人物の名前も答えなさい。