中学理科(物理・化学)の問題演習
電流から発生する電力量
100Vで100Wの電熱線Aと、100Vで400Wの電熱線Bがある。これらの電熱線について、次の各問いに答えなさい。
(1)電熱線A,Bのそれぞれの抵抗はいくらか求めなさい。
(2)電熱線Aを100Vの電源につなげて15分おいたときの電力量は何Jか求めなさい。また、何Whかも求めなさい。
(3)2つの電熱線を右図のように直列につなぎ、100Vの電源につないだときの、それぞれの消費電力はいくらか求めなさい。
ばねの伸び
※栃木県の佐野日本大学高校の入試問題を参考に作られています。
10gのおもりをつるすと1cm伸びるばねを使って図1,図2のように120gのおもりをつるした。次の各問いに答えなさい。
図1 | 図2 |
(1)図1のとき、ばねの伸びは何cmになるか。(半角で入力すること)
(2)図1の装置を月の表面で観察すると、ばねの伸びは何cmになるか。(半角で入力すること)
(3)図2の装置を月の表面で観察すると、ばねの伸びは何cmになるか。(半角で入力すること)
仕事と仕事率
右図のように、質量180gのおもりに糸とばねばかりをつけ、それを机の上に乗せてから糸を引くことで、おもりを移動させた。糸を引いていた際、ばねばかりは常に2Nの力で一定のままであった。この実験について、次の各問いに答えなさい。
1.このとき、おもりと机の面の間にはたらいている力を何というか、漢字で答えなさい。
2.この実験で、1.の力は、何Nあるか答えなさい。(半角で入力すること)
3.この実験で、おもりを秒速4.5cmの速さで10秒動かした。このとき、糸が物体に対して行った仕事は何Jか求めなさい。(半角で入力すること)
4.3.での仕事率を求めなさい。(半角で入力すること)
5.おもりを手でつかみ、机の上から40cmの高さに持ち上げ、そこで10秒静止した。この静止した状態では仕事は何Jになるか、適切なものを記号で選びなさい。
ア 0J(仕事はしていない) イ 0.8J ウ 1.8J エ 8J
化学変化の計算問題
※高知学芸高校の入試問題を参考に作られています。
4.0グラムの酸化銅を試験管の中に入れ、そこに十分な量の炭素を混ぜ、加熱して完全に反応させた。その結果できた銅の質量は、酸化銅の質量のときと比べて0.8グラム減少した。また、反応によって、1.1グラムの二酸化炭素が発生した。このとき、次の各問いに答えなさい。
1.この反応について説明した次の文の空所を、それぞれ漢字2文字でうめなさい。
酸化銅は、炭素によって酸素をうばわれるという( あ )とよばれる反応が起こったため、銅へと変化した。一方、炭素については、( い )された結果、二酸化炭素へと変化した。
2.この化学変化を化学反応式で書き表しなさい。
3.この実験で酸化銅と混ぜた炭素の量は何グラムになるか計算しなさい。また、その計算の根拠となる法則の名前も書きなさい。
4.この実験から、酸化銅に含まれる銅の割合は何パーセントと考えられるか、答えなさい。
気体の問題
下の表は、気体A~Dの性質や発生のさせ方をまとめた表である。表を見て、あとの問いに答えなさい。
発生のさせかた | 気体の性質 | |
A | 金属に( 1 )を加える | 火をつけたマッチ棒を近づけるとポンッと音をたてて燃える |
B | 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムを加える | ( a )性であり、刺激臭がする。 空気より軽く、水にとけ( b )。 |
C | ( 2 )にオキシドールを加える | 火をつけた線香を近づけると激しく燃える |
D | 石灰石に( 1 )を加える | 水にとけると( c )性になり、空気より少し重い。 |
1.A~Dの気体はいずれも、二酸化炭素、酸素、水素、アンモニアのどれかである。それぞれが何の気体か答えなさい。
2.表の中の( a )~( c )に入るのに最も適しているものをそれぞれ選び記号で答えなさい。
a ア 酸 イ 中 ウ アルカリ
b ア やすい イ にくい
c ア 酸 イ 中 ウ アルカリ
3.表の中の( 1 )に入る液体の名称と、( 2 )に入る物質の名称を答えなさい。
4.A~Dの気体で、水上置換法で集めるほうが好ましい気体をすべて選び、記号で答えなさい。
5.Dの気体を
ア、石灰水に通したとき
イ、BTB溶液に溶かしたとき
それぞれの液体は何色になるか答えなさい。