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この問題でおさえておきたいこと

二酸化炭素、酸素、水素、アンモニアの発生方法と性質、集め方は必ずおさえよう!

解答
1.A 水素  B アンモニア  C 酸素  D 二酸化炭素
2.a ウ  b ア  c ア
3.1 塩酸  2 二酸化マンガン
4.A,C
5.ア、白くにごる  イ、黄色になる

重要事項のまとめ

二酸化炭素

発生方法…石灰石にうすい塩酸
性質…水に少しとけやすく、とけると酸性になる
    空気より少し重い
    石灰水を白くにごらせる
    ものを燃やすはたらきがない
集め方…水に少しだけとけやすくて空気より少し重い→下方置換法

酸素

発生方法…二酸化マンガンにオキシドール
性質…ほかの物質が燃えるのを助ける
    空気中の20%をしめる
集め方…水にとけにくい→水上置換法

水素

発生方法…金属にうすい塩酸
性質…火を近づけると燃える
    最も軽い気体
集め方…水にとけにくい→水上置換法

アンモニア

発生方法…塩化アンモニウムに水酸化カルシウム
性質…刺激臭がある
    空気より軽い
    水にとけやすく、とけるとアルカリ性になる
集め方…水にとけやすくて空気より軽い→上方置換法



解説

1.Aはマッチを近づけると「ポンッと燃える」とあることがミソ。Cの「激しく燃える」と似てますが、ポンッと音をたてて燃えるのが水素です(水素自体が燃えてる音です)。

  一方のCは、水素ほどではありませんが、火を激しくする性質があります。ほかの物質が燃えてるのを助ける性質があるので酸素です。

  Bは「刺激臭がする」「空気より軽い」というのがポイント。これが決め手となってアンモニアとなります。

(中学校で習うおもな気体の中で、刺激臭がするのも、空気より軽いのも、アンモニアだけです)

  Dは残った気体が答えとなりますし、「石灰石」とか「空気より少し重い」とあるのがヒントになって、二酸化炭素となります。

2.「重要事項のまとめ」を読んでください。

3.「重要事項のまとめ」を読んでください。何と何を混ぜると、何が発生するかはきちんとおさえましょう。

4.水上置換法は、水にとけにくい気体を集めるときに使う方法です。アンモニアや二酸化炭素は、水にとけやすい気体だから、水上置換法は避けたほうがいいです。

5.石灰水に二酸化炭素を通すと、炭酸カルシウムができて、それによって白くにごります。
また、BTB溶液は、酸性は黄色、中性は緑色、アルカリ性は青色を示します。二酸化炭素は水に溶かすと酸性になるんですから、BTB溶液は黄色になります。