この問題のポイント
yをxで微分するよりも、xをyで微分するほうがラクな場合やy = f(x)の形にそもそもできない場合は逆関数の微分が有効!
(1){f(x)g(x)}′=f′(x)g(x)+f(x)g′(x)となるので、
f′(x)=(x)′ex2+x(ex2)′=ex2+x・12ex2=(1+12x)ex2
これより、
f′(2)=(1+12・2)e22=2e
f″(x)={(1+12x)ex2}′=(1+12x)′ex2+(1+12x)(ex2)′=12ex2+(1+12x)・12ex2=(1+14x)ex2
これより、
f″(2)=(1+14・2)e22=32e
(2)y=xex2とすると、その逆関数はx=yey2となりますが、これをy = …の形にすることはできません。ということは、(1)のように微分していくことはできませんので、このときは逆関数の微分を利用します。
y=f(x)の逆関数はx=f(y)であり、これを微分すると、
1=df(y)dy・dydx
よって、1=dxdy・dydxより、
dydx=1dxdy
この考え方を利用して、y=g(x)とすると、x=f(y)であり、dxdy=f′(y)ですから、
g′(x)=dydx=1dxdy=1f′(y)
f(2)=2e22=2eより、x=2のときy=2eとなるので、
g′(2e)=1f′(2)=12e
そして、g″(x)については、1f′(y)を微分することになるので、
g″(x)
=−{f′(y)}′{f′(y)}2・dydx
=−f″(y){f′(y)}2・1f′(y)
=−f″(y){f′(y)}3
よって、g″(2e)は
−f″(2){f′(2)}3=−32e(2e)3=−32e8e3=−316e2
(別解)
y=xex2の逆関数はx=yey2であり、dxdy=(1+12y)ey2なので、
g′(x)=dydx=1(1+12y)ey2
x=yey2において、x=2eのときy=2となるので、
g′(2e)=1(1+12・2)e22=12e
そして、g″(x)
=ddx{1(1+12y)ey2}
=−{(1+12y)ey2}′{(1+12y)ey2}2・dydx
=−{(1+12y)ey2}′{(1+12y)ey2}2・1(1+12y)ey2
=−(1+14y)ey2{(1+12y)ey2}3
∴g″(2e)
=−(1+14・2)e22{(1+12・2)e22}3
=−32e(2e)3
=−32e8e3
=−316e2
答え.
(1)f′(2)=2e,f″(2)=32e
(2)g′(2e)=12e,g″(2e)=−316e2