この問題でおさえておきたいこと
軟体動物や節足動物には背骨がない!
軟体動物には外とう膜があり、節足動物には外骨格がある!
解答
(1)① ア,エ ② ウ,オ ③ イ,カ
(2)イ
(3)外骨格
(4)外とう膜
重要事項のまとめ
・無せきつい動物とは
背骨(せきつい)がない動物を無せきつい動物という。
軟体動物や節足動物などがいる。
・節足動物について
節足動物は、足に節があり、からだが外骨格というかたい殻でおおわれている。
昆虫類、甲殻類、クモ類、多足類にわかれる。
昆虫類は、からだが頭部、胸部、腹部の3つにわかれ、胸部に6本の足がある。
気門とよばれる穴から呼吸をしている。
チョウ、カブトムシ、バッタ、セミなどがふくまれる。
甲殻類は、からだが頭胸部と腹部の2つにわかれているものが多い。
カニ、エビ、ザリガニ、ダンゴムシ、ミジンコなどがふくまれる。
クモ類は、からだが頭胸部と腹部にわかれ、8本の足があり、クモやサソリなどがふくまれる。
多足類は、たくさんの足があり、ムカデやヤスデなどがふくまれる。
・軟体動物について
軟体動物は、足に節がなく、筋肉でできている。
内臓は外とう膜でおおわれていて、ほとんどがえら呼吸をしている。
タコ、イカ、カタツムリ、ホタテやアサリなどのような貝類などがふくまれる。
解説
(1)「重要事項のまとめ」のとおり、軟体動物は節がない動物で、タコやイカ、貝類などが分類されます。節足動物は節があってからだがかたい殻でおおわれている動物です。節足動物はチョウやカブトムシなどの昆虫類、カニやエビなどの甲殻類などが分類されます。
節足動物について、ダンゴムシやミジンコも節足動物の甲殻類に分類されますから間違えないようにしましょう(「重要事項のまとめ」で赤文字にしているのはそのためです)。また、クモは足が8本あるので、足が6本である昆虫類には分類されないことも注意です。
(2)「重要事項のまとめ」を参照してください。
(3)外骨格の内側に筋肉がついています。
(4)貝類は、外とう膜が貝殻でおおわれています。貝殻は外とう膜から出された炭酸カルシウムでできています。そのため、貝殻にうすい塩酸をかけると二酸化炭素が発生します。