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この問題でおさえておきたいこと

火山が噴火した際の噴出物には何があるかをおさえる!
マグマのねばりけにより、噴火のしかたや火山の形が変わる!

解答
(1)エ   (2)ア   (3)ア

重要事項のまとめ

・火山の噴火

火山の地下には、岩石が溶けた高温の物質であるマグマがある。このマグマが上昇して一時的にマグマだまりにたまる。さらにそれが上昇してマグマ内の火山ガスが膨張し、噴火口をめざして飛び出すのが噴火である。

火山の噴火によって火口から噴き出すものを火山噴出物という。次のようなものがある。

・火山とマグマ

マグマのねばりけによって噴火の様子や火山の形が変わる

解説

(1)(  )に入るのは火山灰です。火山灰は洗って顕微鏡で観察すると鉱物や火山ガラスが見られます。

(2)マグマが地表に出て急激に冷えて固まったものが溶岩です。この冷やされているときにマグマ内の水蒸気が出ていくわけですが、その通り道となったのが小さな穴として残ります。ちなみに、イの選択肢に書かれている等粒状組織は深成岩のつくりです。

(3)ア:「重要事項のまとめ」にあるとおり、ねばりけの大きいマグマほど噴火は激しく、ねばりけの小さいマグマほど噴火はおだやかです。

イ:「重要事項のまとめ」にあるとおり、ねばりけの大きいマグマほど火山の傾斜が急、つまり盛り上がった形になっていきます。きれいな円すい形になるのは、マグマのねばりけの度合いが中間の火山です。

ウ:溶岩ドームとは火口付近にできる溶岩のかたまりのことで、マグマのねばりけが大きい火山です(マグマが流れにくいため)。この溶岩ドームが崩れると火砕流が発生し、大きな被害を出すことがあります。

エ:「重要事項のまとめ」にあるとおり、ねばりけの大きいマグマほど溶岩は白っぽく、ねばりけの小さいマグマほど溶岩は黒っぽくなります。