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この問題でおさえておきたいこと

震度とマグニチュードの違いを理解しよう!
プレートがどうなることで地震が起こるかを海溝型地震と内陸型地震それぞれについて理解しよう!

解答
(1)
① ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート
九州東部や四国沖で発生する地震に関係するものはユーラシアプレートとフィリピン海プレート
② 断層
(2)
a…マグニチュード   b…震度
① 10段階
(3)
上下方向用…1台   水平方向用…2台

重要事項のまとめ

・地震のゆれ

震度
ある地点でのゆれの強さを示す数値。0~7までの10段階に分けられる。
同じ地震でも、ふつうは地震の発生場所に近いほど震度が大きくなり、遠いほど震度は小さくなる。

マグニチュード
地震の規模(エネルギーの大きさ)を示す数値で、記号はMで表す。
地震規模ともいう。
マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは約32倍になる。

・地震が起こるしくみ

地球の表面はプレートとよばれる厚い岩盤でおおわれていて、それぞれが動いている。
日本付近には、海洋プレートとよばれる太平洋プレートフィリピン海プレートと、大陸プレートとよばれるユーラシアプレート北アメリカプレートの4つがあり、これらの動きで地震が起こっている。

1)海溝型地震が起こるしくみ

海洋プレートが、日本列島の下にある大陸プレートのななめ下に沈みこむ

大陸プレートが引きずりこまれる

それに耐えきれなくなると、大陸プレートがもとに戻ろうとしてはね上がって地震が起こる
(はね上がる場所がたいてい海中なので、これにより津波が発生する)

2)内陸型地震が起こるしくみ

プレートの動きなどの力に耐えきれなくなり壊れてできた大地のずれを断層という。
この断層ができるときや、断層にさらに力がかかってさらにずれが生じるときに地震が起こる。

※断層のうち、再びずれが生じる可能性がある断層は活断層とよばれています。

解説

(1)① ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートがもぐりこんでいるという形になっています。なので、ユーラシアプレートがもとに戻ろうとしてはね上がると、九州東部や四国沖などで地震が発生するわけです。

② 「重要事項のまとめ」を読んでください。

(2)( a )は地震の規模をあらわす「尺度」なので、計算式などを使って1つの決まった数値にすることができます。これがマグニチュードとなるわけです。

一方、( b )は地震のゆれの「程度」にすぎないので、人や場所によって若干の違いが生じることがあります。これが震度であり、震度とマグニチュードの大きな違いはここにあるといえます。

① 「0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7」の10段階であらわされています。

(3)上下方向については1台の地震計で記録ができますが、水平方向については東西方向と南北方向の2方向でどう動いたかを記録する必要がありますから、それぞれについての地震計が必要です。