この問題でおさえておきたいこと
旧石器時代から新石器時代で変化したことを整理しよう!
解答
設問1
( 1 )…完新世(沖積世でもOK)
( 2 )…細石器
( 3 )…磨製
設問2
(a)…獲得 (b)…生産
設問3 彩文土器
解説
設問1 ( 3 )で出題された磨製石器ですが、この磨製石器として石斧や石臼、石皿などが作られました。打製石器としては、礫石器や剥片石器などの種類があります。
設問2 獲得経済から生産経済への移行は新石器革命ともよばれています。これにより、定住生活がされるようになったことで、集落が形成されるようになりました。人口も増えていったので、その大集落が都市へと発展していき、やがて階級や国家の形成へとつながっていくのです。
ポイントのまとめ
旧石器時代 | 新石器時代 | |
石器 | 打製石器 (石を打ち砕いただけで作った石器) |
磨製石器 (石を打ち砕いてさらに磨きをかけた石器) |
ほかに使っていた道具 | 骨角器 (動物の骨や角で作られた道具) |
土器を製作 (彩色を施した彩文土器など) |
住居 | 移動性の生活なので洞穴住居を利用 | 定住生活→竪穴住居などに定住 |
生業・経済 | 採集・狩猟・漁労による獲得経済 | 農耕・牧畜による生産経済 |
※正確には、旧石器時代と新石器時代の間に、中石器時代とよばれる時代があり、その時代には細石器とよばれる石器が使われていました。