この問題でおさえておきたいこと
垂直分布と群系名、代表的な植物をセットでおさえよう!
解答
(1)a 低山 b 亜高山 c 高山
(2)1 イ 2 エ 3 ア
(3)① C ② B ③ D ④ B ⑤ A
重要事項のまとめ
日本では、十分な降水量があるので、群系の垂直分布は気温の条件が大きく影響
(海抜高度が高くなればなるほど、気温が低くなる)
①海抜700mまで
垂直分布―丘陵帯
群系名―照葉樹林(クチクラ層が発達し、光沢のある葉をもつ常緑広葉樹が多く茂る)
代表的な植物―カシ、シイノキ、クスノキなど
②海抜700m~1700m
垂直分布―低山帯
群系名―夏緑樹林(夏は葉があるが冬になると葉が落ちる落葉広葉樹が多く茂る)
代表的な植物―ブナ、ナラ、カエデなど
③海抜1700m~2500m
垂直分布―亜高山帯
群系名―針葉樹林(葉が針のような形をしている木が多く茂る)
代表的な植物―コメツガ、シラビソ、マツなど
ここから高度が高くなると高い木は点在するだけになっていくので、この高度が森林限界となる
④海抜2500m~
垂直分布―高山帯
群系名―高山低木林・高山草原
代表的な植物―ハイマツなど
解説
(2)ウの選択肢は硬葉樹林についての説明で、オリーブやユーカリ、コルクガシなどの植物があてはまるため、日本ではあまり見られない樹林となります。
(3)
②ミズナラは「ナラ」とあるとおり、ナラの一種なので夏緑樹林となります。
⑤スダジイはシイノキの一種なので照葉樹林となります。