この問題でおさえておきたいこと
弥生時代の日本にできた国とその国王の名前を覚えよう!
その国が中国のどの王朝から何をあげたりもらったりしたかもチェックしよう!
解答
問a ① 問b ③ 問c ①
問d ③ 問e ③ 問f ③
解説
問a~c 日本にある小国が当時中国に使いを送ったのは、偉大な権威に後ろ盾になってもらって、対立する小国との抗争を有利に進めるためという背景があります。
問a 奴国王がもらった金印は福岡県の志賀島で発見されたこともおさえておきましょう。
問e この問題の選択肢のなかに難升米がありますが、難升米は卑弥呼が魏に送った使いの名前です。
問f 当時の日本から中国への献上品として生口(=奴隷)が主になっていたのは、中国のほうが当時日本より技術的に先進国であり、遅れている日本が差し出せるものがなかったからと考えられています。
ポイントのまとめ
①『漢書』地理志の記述
- 倭は100余国に分立
- 前漢の直轄支配地だった楽浪郡に使いを送る
②『後漢書』東夷伝の記述
- 57年 倭の奴国王が、後漢の光武帝から金印をもらう(称号:漢委奴国王)
- 107年 帥升が生口160人を後漢に献上
③『魏志』倭人伝の記述
- 239年 邪馬台国の女王卑弥呼が、帯方郡を経由して魏に使いを送り、金印と銅鏡をもらう(称号:親魏倭王)
- 卑弥呼の死後は壱与があとをつぐ→西晋へ使いを送る