この問題でおさえておきたいこと
鉄砲・キリスト教伝来による影響と、南蛮貿易の実態をおさえよう!
解答
(1)
あ 種子
い フランシスコ・ザビエル
う キリシタン
(2)平戸
(3)大分県
(4)宣教師…ヴァリニャーニ 正使…伊東マンショ
解説
(1)フランシスコ・ザビエルについては、イエズス会というカトリック教団に所属していたことも重要項目です。
(当時のヨーロッパでは、旧教(=カトリック)は腐敗・低迷をしていたので、アジアの布教活動に精を入れました。イエズス会も同様だったわけです。)
(3)大友義鎮は豊後府内の領主です。
ちなみに、有馬晴信は肥前日野江藩の領主で、大村純忠は彼の叔父で長崎港を開港した人物と言われています。
ポイントのまとめ
1.鉄砲・キリスト教の伝来
・鉄砲
1543年 ポルトガル人が種子島に漂着→鉄砲を伝来
↓
種子島時堯が購入、近江の国友、和泉の堺、紀伊の根来で国産化
↓
その後の戦法に変化
(長篠の戦いで織田信長が武田軍を破るなど)
・キリスト教
1549年 鹿児島でフランシスコ・ザビエルがキリスト教を布教
↓
①キリシタン大名(洗礼をうけてキリスト教に入信した大名)の誕生
(例:大友義鎮・有馬晴信・大村純忠)
②天正遣欧使節の派遣
(ヴァリニャーニのすすめで、大友義鎮・有馬晴信・大村純忠が派遣)
2.南蛮貿易
ポルトガル人・スペイン人(1584年に平戸に来たのが最初)の来航
↓
南蛮貿易の開始
輸出品…銀・海産物・刀剣・漆器など
輸入品…生糸・鉄砲・皮革・絹織物・火薬など(=戦国大名の求める物)
(生糸は中国産ということに注意)