この問題でおさえておきたいこと
渡来人に関する基本事項と、天平文化の史書についておさえよう!
解答
(1)舎人親王
(2)日本後紀
(3)6
(4)錦織部
解説
(1)『日本書紀』は720年に完成した官撰正史で、神代から持統天皇までの時代のことが編年体で記されています。
(2)『日本書紀』につづいて、10世紀はじめまで勅撰された6つの正史を総称して六国史といいます。
六国史は成立順に、『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』の6つです。
(3)「弓月君を祖とした」というところがポイントです。ほかに、秦氏については、養蚕・機織を伝えたとされていることもおさえましょう。
また、ほかにおさえておきたい、基本的な渡来人は、
- 西文氏(選択肢1)…百済から『論語』『千字文』や漢字を伝えたという王仁の子孫です
- 東漢氏(選択肢7)…阿知使主の子孫で、文筆で朝廷につかえました
(4)ほかにも、このような部があります。
- 韓鍛冶部…大陸伝来の技術で金属製品の製作を行った部
- 陶(作)部…朝鮮の技術で陶器の生産にあたった部
- 鞍作部
- 玉造部
- 弓削部