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この問題でおさえておきたいこと

国学は賀茂真淵と本居宣長の、理想とする精神などの思想を主におさえよう!

解答
(1) ア  (2) 本居宣長
(3)あ 漢意  い 真心
(4) ウ

解説

(1)イと間違えがちですが、「たをやめぶり」を理想としたのは本居宣長です。
賀茂真淵が理想とした「ますらをぶり」の精神の説明になっているのはアです。

(4)エの石田梅岩は商売により得た利益を肯定し、町人に生き方を説いた人物です。石門心学として、彼の教えは支持されましたが、国学とは関係はありません。

ポイントのまとめ

国学の流れ

国学とは?…日本固有の精神文化を探究していこうとする学問

契沖…国学の先駆者
荷田春満…古語を研究し、古義を解明しようとした

賀茂真淵…『万葉集』を研究
→古代日本人の高く直き心(高貴で素直・素朴な心)、「ますらをぶり」(男性的でおおらかな心)を理想的な精神とした

本居宣長…国学の大成者。『古事記伝』『玉勝間』などを著す

思想のポイント:
①儒教などの中国から影響を受けた考え方(漢意(からごころ))を捨てて古典を読み、古代から日本人が持っている素直でおおらかな心(真心)をもって生きるべき
②「たをやめぶり」(女性的で優雅な心)が理想的な精神 ③「もののあはれ」(事物に触れたときの感動する心)が人間としての生き方の基本

平田篤胤…古道と神道を結びつけ復古神道を完成、尊王攘夷論に影響