この問題でおさえておきたいこと
「~の〇倍」「〇番目に~」「最も~でない」という表現や最上級を強調する表現をおさえよう!
解答
(1)ウ (2)エ (3)エ (4)イ
解説
(1)「飛行機での旅行は電車での2倍多くの費用がかかります。」
選択肢にあるtwiceには「2度」「2倍」の意味があります。cost(かかる)やmuch(多く)という単語があることから、ここでは「2倍」という意味ですね。「~の〇倍」ということを表現するときに、as … asとどうセットで使えばいいかが、この問題を解くカギとなりますね。
「~の〇倍」という表現は、(〇倍という語句)+as … as ~という形です。つまり、as … asの前に何倍かという語句を置くという形になるわけです。よって、その語順になっているウが正しいとなります。
ちなみに、「~の〇倍」という表現は、(〇倍という語句)+比較級 than ~と、比較級の前に何倍かという語句を置く形でもOKです。ただし、twice(2倍)のときは後ろに比較級を置くという形を使うことはできません。
(2)「彼女はクラスの中でずばぬけて一番上手に歌を歌います。」
最上級の直前にfarという単語があることがヒントになります。by farという表現があり、これが答えになります。by far(ずばぬけて)、much(はるかに)という語句で最上級を強めることができます。
(3)「札幌は日本で5番目に大きい都市です。」
the fifth(5番目)というのがあり、選択肢はlarge(大きい)という単語を使っていることから、「5番目に大きい」というのを言いたいのだと判断できます。
「〇番目に~」という表現は、the (〇番目という語句)+最上級 ~という形です。つまり、最上級とともに使うということなので、エが正しいとなります。
(4)「なくしたものは一番予期されていないときに現れることがあります。」
Lost things have a way of appearingは直訳すると「失われたものは現れる方法を持っている」です。要するに、「なくしたものは現れることがある」ということが言いたいと考えられます。
whenはここでは「~するとき」という意味で、この文はなくしたものについての文なのですから、その後はthey(=lost things) areが省略されていると考えます。そうすると、expectは「予期する、期待する」という意味ですから、「なくしたものが予期されているときに」という意味になります。
でも、なくしたものは「現れるだろうな」と思ったときに見つかることってあまりないですよね?むしろそんなことなんて予期していないときに急に見つかることのほうが多い気がしますね。ということは、否定の意味あいを表すようにしないといけませんから、アやエはちがうと考えられます。
イにあるleastは「最も~でない」という意味です。これをあてはめると「最も予期されていないとき」となって意味が通じますから、これが正解ですね。ちなみに、ウだと「最も悪い」という意味で、「最も悪く予期されているとき」となって、やはり意味が通じません。