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この問題でおさえておきたいこと

自給的農業、商業的農業、企業的農業それぞれにどのような形態があり、主にどこでされているのかをつかもう!

解答
問1
ア…e
イ…f
ウ…f
エ…e
オ…b
カ…c
問2
①…f
②…a
③…d
④…e
⑤…c
⑥…b
⑦…l
⑧…j
⑨…g
⑩…k
⑪…h
⑫…i
問3 (例)新大陸から安価な小麦が輸入されたこと。(19字)

解説

問1 粗放的か集約的かの判断は、その農牧業をするうえで広い土地が必要になるか、それともせまい土地でも十分にできるのかが基準となります。

問2 a~fについて、それぞれ次のキーワードから農業形態を特定できます。それに応じて、農業地域を判断するといいでしょう。

a…「外来河川や湧水地に灌漑を施し」→オアシス農業
b…「移動式住居に住みながら」「家畜の餌と水をもとめて移動」→遊牧
c…「大規模な農園で、安価な労働力を大量に用いて」「商品作物を単一栽培」→プランテーション農業
d…「大規模」「高度な経営技術の導入と資本投下」→企業的穀物農業・企業的牧畜
e…「三圃式農業から発達」「雑穀や根菜を中心とする飼料作物の栽培と家畜の飼育を組み合わせた」→混合農業
f…「野菜・果物、花き」→園芸農業

問3 近代以前と近代ではどのような変化があったのかから考えます。変化のひとつに新大陸の発見があります。新大陸で生産された作物は安価な労働力で生産されたものなので、ヨーロッパの作物は新大陸の作物に太刀打ちできなくなり、その対策としていろいろな農業形態ができたのです。

ただ、他の変化として、産業革命が起こったことも考えられます。つまり、これによって、都市化や工業化が進んだことにより、地域間の人口構成が変わったり、農地をとりまく環境が変わったりしたことが農業形態に影響を与えたわけです。このことについて述べた文でも正解と考えられます。

解答のチェックポイント

ポイントのまとめ

自給的農業…自家消費のために農畜産物を生産する,伝統的な性格の強い農牧業

商業的農業…販売を目的として,農畜産物を生産する農牧業。早くに工業が成立して都市への人口流入が進み、市場が成立したヨーロッパに見られる。

企業的農牧業…最新の農業技術を導入し,資本も多く投下して、販売を目的とした農畜産物を大規模に生産する農牧業。