この問題のポイント
原子力発電がどのような仕組みで発電しているのかを、重要用語とともにおさえよう!
原子力発電にて、発電するための原料となるのが、ウランやプルトニウムです。
これを原子炉の中に入れ、中性子をそのウランなどの原子と衝突させます。そうすると、ウランなどの原子核が分裂してしまいます。この分裂を核分裂といいます。
その核分裂が起こると、中性子が2~3個また発生します。その中性子は、他の原子核に衝突し、また核分裂を引き起こします。そうすると、また中性子が発生して、…と連鎖反応的に核分裂が起こります。
この核分裂の連鎖反応が安定して続く状態のことを臨界といいます。
この核分裂が起こるときに、原子核の質量が減少し、その現象した分の質量は熱エネルギーへと変化します。その熱エネルギーがタービンを回すことで電気エネルギーへと変換されるわけです。
二酸化炭素などの温室効果ガスを出すことがないという点がメリットなのですが、放射性廃棄物も発生してしまうので、その処理の問題やそこから出る放射線の管理の問題もあります。
以上の説明から、( カ )にはプルトニウム、( キ )には核分裂、( ク )には放射性廃棄物が入ることがわかりますので、⑦が正しいとなりますね。
答え. ⑦