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この問題でおさえたいこと

貿易では商品による輸送方法・貿易港・加工貿易がチェックポイント!
通信ではインターネットが重要なポイント!

解答
(1)   1   …貿易摩擦      2   …マスメディア
(2)加工貿易
(3)(例)相手国の生産量が減り、企業が倒産したり、それによって失業者が増えてしまったりすることが考えられる。
(4)名称…世界貿易機関   略号…WTO
(5)インターネット
(6)ア
(7)JP

解説

(1)   2   に入る語句は「マスコミュニケーション(マスコミ)」と考えた人もいるかもしれませんが、テレビや新聞などのマスメディアを通して受け手に情報を伝えることがマスコミュニケーションです。情報を伝えるテレビや新聞などの手段のことを指しているので、マスメディアが適切な語句です。

(2)「ポイントのまとめ」の説明が参考になるでしょう。また、「ポイントのまとめ」にあるとおり、最近では機械類を東南アジアから輸入されており、この貿易の型がくずれてきています。

(3)日本から輸出されて入ってくる分のほうが、自分の国から出している分より多くなっているわけですから、自分の国で生産する必要性がうすれてしまいます。そうなると、生産をしている企業が倒産し、それによって失業者が増えてしまいます。

日本と欧米諸国との間でそれが問題になってきたので、「ポイントのまとめ」にもふれているとおり、日本側は輸出を規制する、農産物の輸入を増やす、日本の企業がアメリカなどに工場をつくって現地の人を雇う、などの対策をとっています。

(4)世界貿易機関(WTO)はGATTを発展させることでできた機関で、世界の自由貿易の促進などを目的にしています。

(5)インターネット上で買い物をするネットショッピングや、インターネット上で金銭の振り込みなどをおこなうネットバンキングなどが、最近ではさかんになっています。

(6)表を見ていると、IC関係のものが上位にあるので航空輸送をしていると判断できます。そして、「日本の輸出入第1位」と問題文にありますから、「ポイントのまとめ」を参考に考えて、新東京国際空港(成田国際空港)についての統計だと判断できます。

(7)もともと郵便事業は郵政省という国の省庁のもとでおこなわれていました。それが日本郵政公社による事業へとなり、そして小泉純一郎内閣による民営化により、日本郵政株式会社(JPグループ)による事業へと変わりました。

ポイントのまとめ

・貿易と輸送手段

・おもな貿易港や空港・港

a)航空交通

b)海上交通

・日本の貿易の発展

第二次世界大戦後の日本は、原料を輸入し、加工してできた商品を輸出するという加工貿易で発展

輸出が輸入を上回るようになり、アメリカやヨーロッパから輸入を増やすように強く求められる(=貿易摩擦

農産物で輸入を増やしたり、日本の企業がアメリカなどに工場をつくって現地の人を雇ったりする
日本の企業が労働力の安い東南アジアで生産をするようになったため、近年では機械類を中心に輸入が増加

※貿易摩擦などの問題を話し合って解決するために、世界貿易機関(WTO)という国際機関が設立されています。

・日本の通信

通信ケーブルや通信衛星の開発・整備により情報通信網が全国に張り巡らされている
とくに光ファイバーなどの整備によるインターネットの利便性が高まり、さまざまなところで利用されている