この問題でおさえたいこと
エネルギーについては発電方法と、火力・水力・原子力発電が日本でどれほど利用されているかをおさえる!
国際連合のしくみや専門機関も要チェック!
解答
(1)ア
(2)ウ
(3)イ
(4)A…イ B…ア C…ウ
(5)イ
解説
(1)企業は、資本金や従業員数によって大企業と中小企業に分類されますが、日本にある企業数のうち、約99%が中小企業です。従業員数については、約80%が中小企業に勤めているというデータになっていますので、アが誤りといえます。
(2)ア:経済状況によって、税収が減少したこともあります。
イ:国債は、金融商品として優良かどうかという観点から、格付け会社とよばれる機関から評価を受けています。日本の国債については、日本の財政状況などから、近年は格付けが下げられています。
エ:地方公共団体に分配するものは地方交付税交付金です。財政投融資とは、公共性の高い事業に対して、政府が国のお金を出したり貸したりすることです。
(3)ア:地熱発電は火山の熱を利用した発電方法です。日本には地熱発電所が建設されていますから、この文は誤りです。
イ:太陽光発電は、太陽光の光エネルギーをソーラーパネルの太陽電池が電気エネルギーに変換するという発電方法です。家庭の屋根に設置できるテレビCMのとおり、比較的簡単に設置はできますが、製造コストは高いものです。
ウ:風力発電は風が風車を回す力を電気エネルギーに変換するという発電方法ですが、陸上にのみ設置されています。海上については平成29年現在では実験段階です。
エ:バイオマス発電は、家畜の排せつ物や廃棄物などを発酵させたときに出るメタンガスを利用した発電方法です。
(4)近年の発電方法で中心となっているのは火力発電です。なので、近年の年号のグラフで多くの割合を占めているBが火力発電を表していることになります。
火力発電に次いで多くの割合を占めている発電方法は原子力発電なので、Cが原子力発電を表しているといえます。残ったAが水力発電を表しているとなります。ちなみに、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故をうけて、近年では原子力発電についての見直しが迫られています。
(5)国際連合の総会では、すべての加盟国に平等に1票ずつの投票権があります。