この問題でおさえたいこと
三大宗教が主にどこの地域で信仰されているのかをおさえよう!
イスラム教は主な慣習もおさえておこう!
解答
(1)① フランス ② タイ
(2)ヒンドゥー教(ヒンズー教でもOK)
(3)イ、エ
(4)ア、オ
解説
(1)①は「ヨーロッパ最大の農業国」「凱旋門」「エッフェル塔」がヒントになります。②は「チャオプラヤ川」ということから東南アジアの国とわかり、そして「世界一の米の輸出国」とあることから、タイとわかります。
(2)三大宗教には入りませんが、インドではヒンドゥー教の信仰がさかんということもおさえておきましょう。ヒンドゥー教の慣習として、牛は神聖な動物とされているので牛肉を食べないこと、聖なる川とされているのでガンジス川で沐浴すること(体を清めて罪を流し去ること)などがあります。また、カーストとよばれる身分制度が根強く残っているのも、この宗教と関係があります。
(3)アは「牛肉」、ウは「エルサレム」の部分が間違っています。オについては、イスラム教では像などを拝んではいけないので、アッラーの像が家庭内にあることも拝まれることもありません。
(4)ドイツ、ブラジル、フィリピンではキリスト教の信仰がさかんです。
ポイントのまとめ
・三大宗教の分布
キリスト教…おもに、南北アメリカやヨーロッパ、フィリピンで信仰
(フィリピンは欧米の植民地だった時代の影響が残っているため)
イスラム教…おもに、西アジア、北アフリカ、インドネシアで信仰
(インドネシアは世界で一番イスラム教信者が多い)
仏教…おもに、東南アジアを中心としたアジア諸国で信仰
・イスラム教のおさえておくべき慣習
- 経典であるコーランに書かれた唯一神アッラーによる教えを守っている
- メッカの方角に向かってお祈りをする
- 女性は屋外では肌や髪を露出させない服を着る
- ラマダーンの1か月間は、昼間は断食をする
- 豚肉や酒を口にしない
- 偶像崇拝の禁止=像や人物画などを拝んではいけない