この問題でおさえたいこと
近畿地方の自然は若狭湾と琵琶湖を中心に
産業は林業と阪神工業地帯を中心におさえよう!
解答
(1) リアス式海岸 (2) 琵琶湖
(3)a. 紀伊山地 b. ア・ウ
(4)① ウ ② イ ③ ア
(5) ア
解説
(1)岩手県の三陸海岸や、三重県の志摩半島もリアス式海岸ということもおさえておきましょう。
(3)b. イの木曽ひのきは長野県、エの天竜すぎは静岡県、オの津軽つばは青森県で栽培されているものです。
(4)①794年に平安京ができてから、京都は日本の都として栄えました。唐の長安という都市を参考に都がつくられたため、道路が碁盤の目のようになっているのです。
②大阪は「天下の台所」として江戸時代から栄えていました。淀川を中心とした水運もさかんであったこともおさえておきましょう。
③神戸は、六甲アイランド・ポートアイランドという2つの大きな人工島があります。「1995年に起きた大地震」とは、阪神大震災(兵庫県南部地震)のことで、これにより、多数の死者を出しました。
(5)出版・印刷業がさかんなのは、京浜工業地帯です。
(情報がたくさん集まるのは、首都がある東京のため)
ポイントのまとめ
1.自然
①若狭湾…出入りが激しいリアス式海岸。原子力発電所も多く存在。
②琵琶湖…日本で一番大きな湖。なので、近畿地方にとっての水がめ。
③淀川…琵琶湖から出て大阪湾に流れていく川。
④紀伊山地…近畿地方南部にある山地で。近畿地方の南なので温暖で雨が多いため、木がよく育ち、森林地帯に。
2.産業
・林業
近畿地方の南なので温暖で多雨
↓
木が育ちやすい
↓
紀伊山地でさかん。
↖吉野すぎ・尾鷲ひのきを栽培
※吉野は奈良県の、尾鷲は三重県の地名です。
・工業
淀川による用水、淀川を中心とした水運の発達
↓
阪神工業地帯の形成
※重化学工業(とくに金属工業・せんい工業)で発達。淀川流域の市に中小企業が存在。
↓
徐々に衰退していき、日本3位に転落
←東京への一極集中、地下水のくみ上げすぎによる地盤沈下
※重化学工業が発達したのは、主に、大阪・尼崎・神戸などの臨海地域、せんい工業が発達したのは、泉大津・岸和田・泉佐野などの泉州地域(大阪府南部)だということもおさえましょう。