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この問題のポイント

2けたの自然数(十の位がa、一の位がb)は10a+bと表す!
これを利用して十の位と一の位の関係を考えよう!

十の位が$a$、一の位が$b$の2けたの自然数は$10a+b$と表すことができます。なので$n$をとりあえず$10a+b$とおいて考えることからはじめましょう。

$n = 4(a+b)$が成り立つんですから、それに代入していきます。そして、$a$と$b$がまざっていると考えにくいですから、それも分けていくことにしましょう。すると、このようになっていきます。

\( 10a+b = 4(a+b) \)
\( 10a+b = 4a+4b \)
\( 10a-4a = 4b-b \)
\( 6a = 3b \)
両辺を3でわって\( 2a = b \)

$a$は十の位の数、$b$は一の位の数だったはずです。ということは、この式からわかることは、「十の位の数を2倍した数が一の位の数」ということですね。

式からわかることはとりあえずこれだけです。ほかに問題文で言われていることはありませんから、十の位が1だったら、2だったら、…と1つ1つ考えていくことしかできません。なので、それで考えていきましょう。

$a$(十の位)が1だったら、$b$(一の位)は2→$n$ = 12
$a$(十の位)が2だったら、$b$(一の位)は4→$n$ = 24
$a$(十の位)が3だったら、$b$(一の位)は6→$n$ = 36
$a$(十の位)が4だったら、$b$(一の位)は8→$n$ = 48
$a$(十の位)が5だったら、$b$(一の位)は10→$n$ = 510となって3けたになるんで、これ以上は考えなくてよい

12、24、36、48といろいろな数が出てきましたが、「最も大きいものを求めなさい」と問題文にあるんで、48を答えればいいということになりますね。

答え. 48