この問題でおさえておきたいこと
音の高さは振動数が、音の大きさは振幅が関係していることを理解しよう!
音の速さは秒速約340mだということも覚えておこう!
解答
(1)344m/秒
(2)振動数
重要事項のまとめ
・音の速さ
音は空気中を340m/秒の速さで伝わる
(空気の温度や風の有無などにより、この速さは変わります。また、水中でもこの速さとは異なります。)
・音の大きさと高さ
音の高さ…振動数(1秒間で振動する回数)が大きいほど高くなる
音の大きさ…振幅(音の波をあらわすグラフの山の高さ(谷の深さ))が大きいほど大きくなる
解説
(1)直接音が1秒間隔で聞こえているんですから、その中間で反射音が聞こえています。なので、直接音が聞こえた0.5秒後に反射音が聞こえたことになります。
そして、「反射」音なのですから、壁のところまで行った音がA君のところまでまた戻ってきたということなので、86mの距離を2回通ったことになります。
よって、距離は86×2 = 172m、時間は0.5秒だということなので、
速さ = 距離÷時間 = 172÷0.5 = 344m/秒
ちなみに音の速さの計算問題で、340m/秒との誤差があまりに大きかった場合は、計算ミスや考え方が間違っている可能性が高いです。340m/秒という数値を覚えておくと、このようなチェックにも役に立ちます。