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この問題でおさえておきたいこと

解答
（１）
あ　マタラム　　　い　アンボイナ
う　ファン＝デン＝ボス
え　マレー連合　　　お　ピニョー　　　か　黒旗軍
（２）
A　インドネシア　　　B　フィリピン
C　マレーシア　　　D　ベトナム
（３）アカプルコ
（４）ラッフルズ
（５）皇帝…ナポレオン３世　　　条約…サイゴン条約

解説

（１）フランスがベトナム全土を支配していく過程で劉永福が組織した黒旗軍がゲリラ戦を展開して抵抗し、のちのベトナム民族解放運動にも影響を与えたことも重要なポイントです。

（４）港として重要な価値を見出した彼は、ジョホール王からシンガポールを買収しました。

ポイントのまとめ

・インドネシア…オランダが支配

1623年　アンボイナ事件でイギリス商館員を虐殺、イギリス勢力を締め出し
↓
マタラム王国やアチェ―王国などを滅ぼし、植民地化
↓
ファン＝デン＝ボスが強制栽培制度を実施

※強制栽培制度…コーヒー・藍・サトウキビなどを強制的に栽培させた。安価で買い上げてから輸出をしたため、オランダは巨額の利益をもつ

・ミャンマー…イギリスが支配

イギリスによって、コンバウン（アラウンパヤー）朝が滅亡
↓
1886年　インド帝国に併合

・マレーシア、シンガポール…イギリスが支配

ペナン（マレー半島中部西岸）・マラッカ（マレー半島南西岸）・シンガポールを領有し、海峡植民地を成立
↓
半島南部も併合し、マレー連合州を形成

・ベトナム、カンボジア…フランスが支配

阮福映がフランス人宣教師ピニョーの援助を受けて阮朝をひらく
↓
1858年　ナポレオン3世がインドシナ出兵、仏越戦争勃発
↓
サイゴン条約を締結、コーチシナ東部3省とサイゴンをフランスに割譲
↓
カンボジアを保護国化、ユエ条約によりベトナム全土も保護国化→清の反発
↓
1884年　清仏戦争勃発
↓
清の敗北、天津条約でフランスの保護権を承認

・タイ…唯一独立を維持した国

独立を維持できた理由：
チャクリ（バンコク、ラタナコーシン）朝のラーマ5世の近代化政策
イギリスとフランスの緩衝地帯となっており、巧みな外交を行ったこと