この問題でおさえておきたいこと
主張→理由→結論という流れを意識して書こう!
解答(例)
I totally agree with the statement. There are two reasons for it. First, if we use too many plastic bags, it will have a bad influence on the environment. Plastic bags are made from petroleum and emit greenhouse gases when they are burnt. If supermarkets stopped giving them, it would lead to the conservation of petroleum and the reduction of greenhouse gases. Second, our environmental consciousness would grow. We would bring our own bags or pay for plastic bags. This would help us realize that we are involved in environmental protection. Therefore, I agree with the statement.(97語)
解説
長文問題の評論文を読むと一番わかりやすいですが、英語の文章では下のような論理展開で文章が書かれていることが多いです。多少、語数が多いこのような自由英作文では、このような文章の流れを意識して書くとよいでしょう。
トピックセンテンス
(自分の主張を述べる)
↓
サポート
(自分の主張に対する理由を述べたり、主張に対する裏付けとなるデータを挙げたりする)
↓
コンクルージョン
(結論として、トピックセンテンスと内容的に同じことをもう一度述べる)
今回の問題の場合では、与えられた論題の英文がありますが、この意味は「スーパーマーケットは無料のビニール袋を客にあげることはやめるべきである」です。トピックセンテンスとして、これについて賛成か反対かを示すといいですね。
サポートとしては、なぜ賛成なのか、あるいはなぜ反対なのかの理由を説明すればよいでしょう。
トピックセンテンスに賛成の内容を書いたなら、「ビニール袋は環境によくない」「消費者の環境に対する意識向上につながる」などを理由に挙げることができますし、反対の内容を書いたなら、「ビニール袋があれば買い物だけでなくいろいろな場面で使えて便利」「ビニール袋のことだけでは環境に対する変化はさほどない」などが理由になるでしょう。
80語以上の英文を書く際は、理由は1つ~2つ書くと語数として十分な内容が書けるはずです(ちなみに、実際の問題では、語数制限の代わりに「少なくとも2つの理由をつける」という制限がありました)。理由を単に述べるのではなく、理由に対する根拠となるデータや事実を書く必要が出てくる場合もあるからです。
たとえば、「ビニール袋は環境によくない」だけでは、どうよくないのかわからないので、「燃やすと温室効果ガスが発生する」「ビニール袋は石油でできている」などを挙げるといいでしょうし、「ビニール袋のことだけでは環境に対する変化はさほどない」ということについては、「自動車を規制するほうが有効」などと述べると、いい補強になります。
最後のコンクルージョンには、今まで書いた内容の総括を書きますが、トピックセンテンスで述べた内容が総括になるはずですので、トピックセンテンスで書いたことを、少し表現を変えて書くといいでしょう。