この問題でおさえておきたいこと
中学校で習った助動詞でも、高校で習うと意味が増えるから、助動詞ごとにもう一度意味をおさえよう!
- can … ~できる、~してもよい、~でありうる
- cannot … ~できない、~はずがない
- must … ~しなければならない、~にちがいない
- should … ~すべきだ、~するはずだ
- may … ~してもよい、~するかもしれない
- would … よく~したものだった
解答
- must
- cannot
- should
- would
- may
解説
1. 「彼は今眠っているにちがいない。彼は電話に出ないからだ。」
後ろの「電話に出ない」ということを考えると、「眠っているはずがない」よりも「眠っているにちがいない」のほうがつながりがいいです。
ここでのmustは、「~にちがいない」の意味です。
(「眠っているはずがない」というと、起きていることになるから、電話に出ることができるはずですね)
2.「彼は彼女の父親のはずがない。彼女は2年前に父親を亡くしたからだ。」
後ろの「父親を亡くした」ということを考えると、「父親にちがいない」よりも「父親のはずがない」のほうがつながりがいいです。
ここでのcannotは、「~はずがない」の意味です。
(「父親にちがいない」というと、2年前に亡くした父親が目の前にいることになって矛盾します)
3.「彼女は1時間前に家を出た。今ごろここにいるはずだ。」
ここでのshouldは、「~するはずだ」の意味です。
wouldだと、「今ごろここにいたものだった」となり、前の文の「1時間前に家を出た」とつながりません。
4.「彼は若いころ、よく野球をしたものだった。」
このwouldは、「よく~したものだった」という意味。
shouldでは、「若いころ、野球すべきだ」「若いころ、野球をするはずだ」と、どっちの意味でもつながりません。
(「若いころ」と昔の話をしてるのに、「すべきだ」や「するはずだ」では言い方がおかしいです)
5.「なぜ彼はここにいないのですか。―家で寝ているかもしれません。」
ここでのmayは「~するかもしれない」という意味。
has toは、have toのことで、「~しなければならない」という熟語で、mustとほぼ同じ意味を持ちます。
彼がいない理由を聞かれてるのに「家で寝ないといけません」では、答えになってませんね?