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この問題のポイント

語形変化や対義語、形容詞形への変化がよく出題されるパターン!

解答
(1)ridden   (2)feet   (3)prettiest
(4)right   (5)borrow   (6)daughter
(7)beautiful   (8)peaceful   (9)twelfth
(10)French   (11)write   (12)station

解説

このようなタイプの問題は、いくつかのパターンがあります。ちなみに、公立高校入試ではあまり出題されることはありませんが、私立高校の入試では見かけることがあります。私立高校を受験したいと考えている人は、自分の志望校の過去問を見て、傾向を調べるといいでしょう。

(1)複数形や過去形・過去分詞形、比較級・最上級への書き換えはよく出題されるパターンの一つです。特に、単語をどれだけ覚えているかをテストするために、「edをつけるだけ」「sをつけるだけ」のような規則的な変化ではなく不規則に変化するものが出題される傾向にあります。

この問題であれば、giveとgivenは原形と過去分詞の関係になっていますから、rideの過去分詞を答える必要があります。rideは不規則動詞でride―rode―riddenという変化をしましたから、riddenが正解ですね。

(2)book(本)に複数形のsをつければbooksになるわけですから、この問題ではfootの複数形を考えればいいということになります。ただし、footの複数形はsをつけても完成せず、feetという別の単語に変わります。

このようなsをつけないで複数形になるものとしては、他にもchild(子ども)―childrenfish(魚)―fishsheep(羊)―sheeptooth(歯)―teethなどがあります。これらもねらわれやすい単語です。

(3)fastestはfast(速い)にestをつけてできた最上級の形です。よって、pretty(かわいい)を最上級にした形を答えればOKです。prettyは〈子音字+y〉で終わっているから、yをiに変えてからestをつけなければいけません。つまり、prettiestが正しい形です。

ちなみに、比較級や最上級も不規則に変化するものがありましたね?good(良い)―better―bestbad(悪い)―worse―worstなどです。この不規則に変化するものはねらわれることが多いので要注意です。

(4)Aのweakは「弱い」、Bのstrongは「強い」ですから、ちょうど反対の意味の関係になっています。対義語を答えさせるパターンも多く出題されています。Cのwrongは「間違った」という意味ですから、その反対語は「正しい」という意味のrightになります。

ちなみに、trueという単語が思い浮かんだという人もいるかもしれませんが、これは正解とはなりません。trueは「真実の、本当の」という意味であり、「本当かウソか」という意味あいが強くなるので、少し意味がずれるからです。trueの対義語はfalse(虚偽の、本物でない、正しくない)です。

(5)go(行く)とcome(来る)は反対の動作の関係になっていますから、CとDも反対の動作の関係にしなければなりません。Cのlendは「貸す」という意味ですから、その反対の動作は「貸し借り」ということばがあるとおり「借りる」なので、その英語のborrowが入ります。

(6)Aのfatherは「父」、Bのmotherは「母」ですから、ちょうど男女での対義語の関係になっています。Cのsonは「息子」、つまり男の子どもですから、Dには女の子ども、すなわち「娘」が入ります。よって、daughterが正解です。

(7)Aのhappinessは「幸せ、幸福」という意味です。一方、Bのhappyは「幸せな」という意味でAの形容詞形になっています。このような形容詞や名詞になったときの単語を答えさせるパターンも出題されがちです

Cのbeautyは「美、美しさ」という意味です。よって、Dにはこれの形容詞形が入るので、「美しい」という意味の単語が入るはずです。「美しい」は英語でbeautifulですから、これが正解というわけです。

(8)Aのdangerは「危険」で、Bのdangerousはその形容詞形で「危険な、危ない」という意味です。つまり、さっきの(7)と同じで形容詞形を答えるという問題ですね。peace(平和)を形容詞形にするとpeaceful(平和な、穏やかな)になります。

このような形容詞や名詞になったときの単語を答える問題では、もとの単語の語尾をいじったら解答の単語ができることが多いです。もちろん、どんな語尾になるかということに決まりはありませんが、答えるときの参考にはなるかもしれません。

(9)Aのtenは「10」という意味ですが、Bのtenthの意味はちゃんとわかりますでしょうか?「10番目、第10の」という意味です。つまり、「〇番目」や「第〇の」という意味の単語(序数詞といいます)に変えればいいということになりますね。

ふつうは数字のスペルの後にthをつけるだけでいいんですが、twelveはthをつけてtwelvethとするだけではダメです。veをfにしてからthをつけるのでtwelfthとするのが正解です。同じように、five(5)も「5番目」「第5の」という単語にするにはfifthとなります。

(10)Englandは「イングランド」という地名ですよね?そして、Englishは「イングランドの、イングランド人」という意味です。「イングランド語」としてもいいんですが、要するにこれは「英語」のことですね。このように、地名を「~の、~人、~語」という形に変化させる問題です。

Franceは「フランス」なんですから、これを「フランスの、フランス人、フランス語」という意味の英語になおすとFrenchとなります。

(11)blue(青)とblew(blow(吹く)の過去形)は何の共通点もなさそうですが、発音をカタカナ表記するとどちらも「ブルー」と読みます。つまり、この問題では同じ発音の単語(同音異義語)を考えて書くことになります。

right(右、正しい)は発音をカタカナ表記すると「ライト」になります。(「ラ」は日本語のラリルレロの発音ではなく、舌を丸めて発音する「ラ」)。これと同じ発音で読む単語はwrite(書く)です。英語の同音異義語はさほど多くないので、過去の「英語の同音異義語」の問題の解説をチェックしてみてください。

(12)plane(飛行機)に乗り降りする場所がairport(空港)です。同じように考えて、train(電車)に乗り降りする場所はstation(駅)ですね。