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この問題のポイント

規則動詞の過去形は語尾にed、不規則動詞の過去形は動詞ごとに覚える!
疑問文や否定文はdidを使う!

解答
(1)(例)
① I played tennis for three hours at my school.
② They won an important game the other day.
③ Did you have a good time?
④ He did not go anywhere yesterday.
(2)
① thought   ② fell
③ found   ④ took

解説

(1)① 英語の文は主語と動詞、つまり「だれが」「どうする」ということから書き始めるので、この問題については、「ぼくは」「テニスをしました」の英語から書き始めるといいですね。「ぼくは」はIであらわせます。「テニスをする」の英語はplay tennisです。

ただし、この問題では、「テニスをする」ではなく「テニスをしました」と過去のことを言っている形になっています。このような場合、英語では過去形という形を使います。過去形はふつう、次のルールにそって動詞の形を変えます。

  1. ふつうは、そのままedをつける
    例:cook→cooked、clean→cleaned

  2. eで終わるものは、dだけをつける
    例:like→liked、use→used

  3. 〈子音字+y〉(a、i、u、e、o以外の文字の後にy)で終わるものは、yをiに変えてedをつける
    例:study→studied、cry→cried
    ※〈母音字+y〉(a、i、u、e、oのどれかの文字の後にy)で終わるものは、そのままedをつける

  4. 〈短母音+子音字〉(アクセントのあるa、i、u、e、oの次に、その5文字以外の文字がくること)で終わるものは、子音字を重ねてedをつける
    例:stop→stopped、drop→dropped

この問題で使うplayであれば、1番目のルール、つまりふつうにedをつけるだけで大丈夫ですので、過去形はplayedとなります。I played tennisとすることで、「ぼくはテニスをしました」という英語が完成しました。

まだ英語に訳していない部分についてですが、「どうする」の部分(日本文の文末)に近いところから英語になおしていくとうまくいくことが多いです。この問題の場合、「テニスをしました」に一番近い部分は「3時間」なので、これをまず英語にしましょう。この英語はfor three hoursですね。

その次に「テニスをしました」に近い部分(まだ訳されていない部分)は「学校で」です。「学校」の英語はschoolですから、at schoolとかat my schoolとすればよいでしょう。ただし、「3時間」の部分と「学校で」の部分の英語はどちらが先に書かれたとしても間違いではありません。

② 「彼らは」「勝ちました」から書き始めます。「彼らは」は英語でtheyです。「勝つ」の英語はwinですが、「勝ちました」とあるので過去形にしないといけません。ただし、winの過去形はedをつけるだけでつくることはできません。

英語の動詞の過去形には、edをつけるのではなく、まったく別の形に不規則に変化させるものがあります。過去形だとまったく別の形になる動詞を不規則動詞といいます(edをつけて過去形にできる動詞は規則動詞といいます)。winの過去形はwonなので、They wonと書き始めることとなります。

何に勝ったのかというと「重要な試合に」であって、「重要な」はimportant、「試合」はgameやmatchなので、an important game(またはan important match)をThey wonの後につづけるといいですね。(anのかわりにtheにしてもいいですし、anをおかずにimportant gamesと複数形にしてもOKです)

また、「先日」の英語はthe other dayといいます。熟語表現として覚えておきましょう。

③ この文は疑問文になっています。現在形では、疑問文はDo you ~?やDoes he ~?のように、doやdoesを一番前においてあらわしていましたが、過去形の疑問文は、主語が何であってもdidを一番前においてあらわします。また、doesを一番前においたときは動詞は原形(sなどがついていない形)にしていましたが、didを一番前においたときも動詞は原形にします

よって、この問題では、主語は「あなたは」と示されていますので、Did youで書き始めることとなります。「楽しい時を過ごす」というのはhave a good timeという熟語表現があるので、これを利用すれば、Did you have a good time?となり、これで英文が完成します。

ちなみに、didを使った疑問文に答えるときは、Yes, ~ did.やNo, ~ did not(didn't).のようにdidを使って答えます

例:Did you study English?
― Yes, I did./No, I did not(didn't).
(あなたは英語を勉強しましたか?
―はい、しました。/いいえ、しませんでした。)

④ この問題の「誰が」の部分は「彼は」、「どうする」の部分は「行かなかった」で、否定文だとわかります。現在形では、主語と動詞の間にdo not(don't)やdoes not(doesn't)をおきましたが、過去形の否定文は、主語と動詞の間にdid not(didn't)をおきます。また、否定文でも、動詞は原形にします。ちなみに、didn'tは③の疑問文の答えかたにも出ましたが、did notの短縮形です。

「彼は」はheで「行く」はgoなので、この間にdid not(didn't)をおいてHe did not(またはdidn't) goとするわけです。どこへ行かなかったかというと、「どこへも」とあり、否定文で「どこにでも」を意味する単語はanywhereです。「どこでも」と「~に」の意味が入っているのでgo toとしなくてOKです。

まだ英語にされていない「昨日」はyesterdayですから、これを最後に書けばいいでしょう。ちなみに、「6語で」という条件がついているので、didn'tという短縮形を使うとその条件に合わなくなります。この問題では、He did not go anywhere yesterday.と短縮形を使わず書きましょう。

(2)この問題の英文には中2以上で習う文法項目が使われているので、中1の人が解くには少し難しいかもしれません。

① 直後にthat(~ということ)という単語が使われているので、それにつながる単語であるthink(考える、思う)を使います。そして、ガリレオが実験を始める前の時期の話なので、過去形にする必要があります。thinkの過去形はthoughtです。

② 重いものや軽いものがどうなのかということを考えると、「落ちる」というのがよくつながります。そして、ガリレオがおこなった実験について書いているわけなので、過去形を使うこととなります。「落ちる」の英語はfallで、fallの過去形はfellです。

ちなみに、「落ちと思った」という意味になるので現在形と思われたかもしれませんが、thinkを過去形にしているので、それに合わせて「落ちる」の英語も過去形にしなければいけません。(これを時制の一致といいますが、くわしくは高校英語で習います)

③ 直後にoutがあるので、それとつながるものにしなければいけません。find out ~は「~を見つけ出す、~をつきとめる」という意味の熟語表現なので、これが文脈に合います。①や②と同じく、ガリレオについて述べている英文なので過去形を使います。findの過去形はfoundなので、これを入れます。

④ 「ボールを手に取る」ということなので、takeを使いますが、これも過去形にします。takeの過去形はtookです。

不規則動詞の過去形は1つずつ覚えるしかありません。代表的な不規則動詞をここに紹介しますので、覚えていくようにしましょう。

原形

過去形

原形

過去形

go
(行く)

went

come
(来る)

came

say
(言う)

said

see
(見る)

saw

get
(もらう)

got

give
(与える)

gave

buy
(買う)

bought

think
(考える)

thought

teach
(教える)

taught

catch
(つかまえる)

caught

read
(読む)

read

write
(書く)

wrote

eat
(食べる)

ate

take
(取る)

took

tell
(伝える)

told

have
(持っている)

had

do
(する)

did

find
(見つける)

found

hear
(聞こえる)

heard

speak
(話す)

spoke

leave
(去る)

left

know
(知っている)

knew

sit
(座る)

sat

stand
(立つ)

stood

※原形のreadは「リード」という発音ですが、過去形のreadは「レッド」という発音になります。


(2)の全文訳

ガリレオ・ガリレイは重力の研究(物はどのようにして、なぜ落ちるのか)で有名です。彼はこの問題について実験をした最初の人です。彼が実験を始める前は、人々は軽い物より重い物のほうが速く落ちると思っていました。彼は、これは正しくないとつきとめました。彼は重いボールと軽いボールを手に取り、それらの両方を高い場所から落としました。それらは同じ速度で落ちました。これは、重さは重要ではないということを意味しました。これが落下物体の法則です。それは私たちの世界を理解するための重要な法則です。