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この問題のポイント

「~している」と修飾していれば現在分詞(~ing)、「~された」と修飾していれば過去分詞を使う!
1語なら前に、2語以上なら後に置いて修飾する!

解答(例)(カッコ内は省略可)

  1. The old man lives in the house (which was) built about one hundred years ago.

  2. Will you put the broken cup on the table in this box?

  3. The young people (who are) talking on the street are waiting to see the famous soccer player.

解説

1.日本語の文を英文にするとき、まず文の終わりを見ることがコツです。そこからこの文の動詞(「どうする」の部分)がわかり、そこから「誰が?」と考えれば主語も決まるので、英文のはじめの部分が書けるからです。

この問題では、文の終わりは「住んでいる」ですから、これが動詞になり、誰が住んでいるかというと、「その老人は」と書いています。よって、主語は「その老人」とわかるので、The old man livesと書けます。

そして、どう英文をつづけて書くかですが、日本語の文の終わりに近い語句から順にどんどん英語をつなげていくと、うまく英文になることが多いです。この問題の場合は、「住んでいる」の近くにある語句は「家に」ですから、livesの次にin the houseとつづけて書くとよいでしょう。

「家に」の次に近い語句は「約100年前に建てられた」です。この部分は「家」を修飾している(つまり、どんな「家」かを説明している)部分ですが、その部分に「~された」という言い方があります。修飾している部分に「~された」というのがあれば過去分詞を使うだけでそれを表現することができます。

たとえば、この問題だったら、「建てられた」とありますが、「建てる」の英語はbuildでその過去分詞はbuiltです。たったこれだけで「建てられた」という意味で「家」(the house)を修飾することができます。「約100年前に」はabout one hundred years agoでいいので、built about one hundred years agoをthe houseの後につづければいいとなります。

これらをすべてつなげると解答(例)にあるような文になります。ちなみに、the houseの後は関係代名詞を使ってwhich was built about one hundred years agoとしてもOKです。

解答のチェックポイント

2.文の終わりは「入れてくれませんか」となっていますが、「~してくれませんか?」はWill you ~?とあらわしますから、これを使えばいいでしょう。

そして、「入れて」とあるんですが、この近くには「この箱の中に」と書いてあります。箱の中に入れるということは、要するに箱の中に「置く」ということですから、putを使えばすみます。「この箱の中に」はin this boxなので、Will you put in this boxと書けますね。

「この箱の中に」の近くにあるのは「割れたコップを」とあります。「割れた」と考えると難しいですが、「割れたコップ」=「壊されたコップ」と考えると、さっき出てきた「~された」という形になり、訳しやすくなりますね。

「壊す」の英語はbreakですからこの過去分詞はbrokenとなりますが、「割れた」にあたる英語はこれ1語ですむということになります。ここで、どんなものかを修飾している部分について、このような注意点があります。

名詞を修飾している部分が(theやa以外だと)1語の英語ですむ
→名詞の前にそれを書く

名詞を修飾している部分が2語以上の英語になる
→名詞の後ろにそれを書く

なので、brokenは「コップ」(cup)より前に書かないといけないので、the broken cupとなります。そして、これについては「割れたコップ」となっていますが、「~を」の部分は動詞の直後におくのがふつうです。なので、the broken cupはputの直後において、Will you put the broken cup in this boxと書けます。

まだ訳していない部分は「テーブルの上にある」だけです。「~の上に」はonですから、on the tableとなります。「テーブルの上にある」は、どんな「コップ」かを修飾していますが、これは2語以上になっていますね?ということは、これはcupの後ろに置くべきですね。そうすると、解答(例)にあるような文ができます。

解答のチェックポイント

3.文の終わりは「待っているのです」です。「待つ」はwaitですが、「待っている」となっていますから、現在進行形で書かないといけません。

誰が待っているかというと、「通りで話をしている若者たち」ですね?ちょっと長いですが、この部分はよく見ると、「通りで話をしている」はどんな「若者たち」かを修飾していますね。修飾している部分に「~している」というのがあれば現在分詞(~ing形)を使うだけで表現することができます。

「話をする」は要するに「話す」ということですから、talkという単語を~ing形にしてtalkingとすればいいでしょう。「通りで」はすなわち「通りの上で」ということなので、on the streetとできますが、talking on the streetは2語以上ですから、「若者たち」(The young people)の後ろに書けばいいとなります。

以上より、The young people talking on the street are waitingと書けることはわかりますから、あとは「待っているのです」の近くにある語句からどんどん訳していきましょう。「会うために」というのがありますが、「~するために」は不定詞(to+動詞の原形)で表現できますから、to seeやto meetをこの文に書き続けます。

「会うために」の近くにある語句、つまり誰に会うのかは「有名なサッカー選手に」とあります。「有名な」はfamous、「サッカー選手」はsoccer playerですので、the famous soccer playerとできますから、The young people talking on the street are waiting to see the famous soccer player.とすれば、英文は完成となりますね。

ちなみに、1.と同じで、the young peopleの後は関係代名詞を使ってwho are talking on the streetと表現してもOKです。

解答のチェックポイント